国立市 筑紫哲子(64)

 

 先日息子が観ていたアニメの内容に我が目を疑いました。

 そのアニメのタイトルは「のび太と鉄人兵団」というもの。

 タイトルの「鉄人兵団」の「鉄人」という文言が社会主義者の暗喩(鉄人→衣笠→赤ヘル→赤) である事は殆どの方がお気付きになったことかと思います。

 そしてそのアニメの概要は、青い狸の将校率いる正義の少年兵達が、「李・ルル」という社会主義国家である隣国の女性と思しき構成員を擁する社会主義兵団の謀略を、武力を用いて打ち砕き、平和を手にするというもの。

 この作品が今日の本国の平和と豊かさは戦前社会主義者を弾圧したことによって得られた物であるという、思想弾圧を賛美する物語であることに気付いた時には、私も将校と同じように顔面が青白くなってしまいました。

 また、驚くべき事に将校率いる少年兵達は、自分達の帝國を維持するという大義名分のもと、相手側の「儒道」と冠されたロボットを略奪し、氏名を強制的に改名し、そして彼らの思想をインプットさせ従軍させてしまうのです。

 この描写は、略奪、日本名への強制改名、儒道を奪い日帝賛美思想を押し付ける等、戦前に隣国に対して行った過去の忌まわしき所業を正当化するものに他なりません。

 そして社会主義帝国の崩壊を成功させた大勝利のシーンで流れる曲のタイトルが、「わたしが溥儀」であるという事を知った時には驚きと悲しみの余り脱肛してしまいました。

 満州国建国の為に隣国の兵団を殺め、数多の方々を苦しめた過去を反省しないばかりでなく、戦勝による体制の維持を感動的に描く描写法には怒りすら覚えます。

 また、このような曲を大杉栄先生の血縁者と思しき女性に歌わせるのも如何なものかと思います。

 非力な一市民である私が世の大勢に抗う事は出来ません。

 今はただ、この藤子・F(Fascist)某という作者が歪んだ考えを改め、S(Socialist)という素晴らしい名で青少年の為に新たな道を踏み出してくれる事を祈るばかりです。

おもしろかったんで某所から引用。ちなみに、オレσ(゜∀゜は仕事柄どっちかっていうと右寄りです(ぉ

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