サイカトグのお話

2003年1月10日
先日の日記にも書きましたが、昨年の暮れあたりからエクテンにおいてもサイカトグが躍進してきました。海外のグランプリにおいても使用者の初日通過率4割だったそうです。この流れを汲んで広島でもサイカトグは間違いなく一大勢力となるでしょう。サイカトグはメタゲームとともに進化を続け、その構成はGushを使った序盤に特化した瞬殺型(ピッチでプレイすると6.5点のパンプ)から、現在ではミラーマッチを意識した長期戦を戦える構成(青wishや黒使い魔の投入、確定カウンターの追加etc)になっててきているようです(たして2で割ったような形もありますが)サイカトグの躍進の理由として「陰謀団式療法」が黒リアニメイトがメタゲームから外れたことや、The Rockがミラーマッチを意識するようになって多色化してスロットを除去に割いたことより環境から減少したことが挙げられると思います。このカードはコントロールデッキの当初の計画をズタズタにしてしまいます。個人的にサイカトグは現在の環境を遅いほうに押し進めているように思います。

それでは、グランプリ広島へはどのようなデッキを持っていくのがいいのでしょうか。ひとつの答えとして、速いデッキ(ex.赤ウィニーなど)を持っていくことが挙げられます。最近のサイカトグは長期戦を視野に入れている以上、どうしても序盤の対策は薄くなります。サイカトグがデッキとして機能する前に倒してしまうというアプローチです。実際、赤ウィニーは多くの大会で好成績を残しています。

あと、個人的にはbyeが無いor1つしかないプレイヤーはサイカトグを選択するべきではないと思います。早いラウンドでカード資産的にも組むのが容易な他のプレイヤーのビートダウンにボコられるのがオチだからです。byeが2つ以上あるプレイヤーは潰し合いによりビートダウンと当たる確率も低くなっているので長期戦も視野に入れたサイカトグでも問題ないと思います。そういったプレイヤーはプレイングでビートダウンにも対応できるでしょう。

なんていうか、ごく当たり前の事しか書いてません。いずれにせよ、グランプリ広島はサイカトグと戦えないデッキを持っていくことはそれ自体がプレイングミスだと思います。

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